このメッセージは DAVE インストーラ書類があるフォルダを名称変更した場合に表示されます。DAVE インストーラ書類をコピーした場合には“DAVE 2.5”という名称のフォルダに入れなければ、インストール作業は正しく行われません。
DAVEに追加された新機能
DAVE™
・ MacOS 9 の機能であるマルチユーザに対応しました。起動時にボリュームをマウントするように DAVE を設定している場合、ログインするとボリュームがマウントされます。ユーザがログアウトすると DAVE はすべてのボリュームを自動的にマウント解除します。またデスクトッププリンタおよびポップアップメッセージ設定もユーザのログイン、ログアウトで切り替わります。
・ LaserWriter 8 バージョン 8.6 でのダイレクトデスクトッププリントに対応しました。LaserWriter 8 バージョン 8.6 をお持ちの場合、DAVE プリントの代わりに DAVE デスクトッププリントがインストールされます。DAVE デスクトッププリントは AppleTalk を切った状態で印刷できるようにします。その他の Macintosh ユーザのセレクタにお客様のプリンタは表示されません。DAVE 2.1 で使用していたプリンタは再設定する必要があります。セレクタの DAVE クライアントで使用したいプリンタを指定する必要があります。
・ DAVE プリントは 68K Macintosh またはバージョン 8.6 以前の LaserWriter 8 がある Macintosh にのみインストールされます。DAVE プリントをどうしても使用したい場合は“カスタムインストール”を使用しインストールしてください。
・ NetBIOS コントロールパネルを介して DAVE を“切る”ことができ、ネットワークを使用しないので、ダイアルアップと LAN とのネットワーク設定を切り替えるのに便利です。
・ 作業環境マネージャに対応しました。DAVE 設定を作業環境に含めるには、作業環境マネージャコントロールパネルを開き、設定リストの DAVE 環境の横のチェックボックスをクリックし“設定”ボタンをクリックします。作業環境を選択すると DAVE は DAVE コンポーネント(NetBIOS、共有、クライアント、プリント、その他)すべての現在の設定を保存します。DAVE はネットワークソフトウェアとしての働きを切ることができ、インターネットにダイアルアップしたい場合に、DAVE を働かせなくすることができます。
・ DAVE にはネットワークファイルユーティリティを始め多くの新機能が含まれています。ファイルユーティリティはネットワークをブラウズしたりデスクトップにボリュームをマウントすることなくファイルをコピーすることができます。長い名称のファイルをコピーすることもでき、Macintosh クリエータとタイプを Windows ファイル拡張子に変換することができます。例えば、Word 書類を Windows 共有にコピーすると自動的に拡張子“.DOC”が最後に追加されます。Macintosh、Windows、および UNIX フォーマット間のテキストファイルの“end of line”キャラクタを変換します。また AppleScript を使ってのファイルコピーもコントロールすることができます。
NetBIOS
・ セットアップアシスタントが付属し DAVE の設定をより簡単に行えるようになりました。セットアップアシスタントは DAVE をインストールした後で Mac を再起動すると起動画面に表示されます。NetBIOS コントロールパネルからアシスタントを再度起動されることもできます。
・ MacOS 8.6 の DHCP を完全に対応し、DHCP クライアント ID を選択することがきます。ただし MacOS 8.5 の DHCP クライアント ID には対応していませんのでご注意ください。
・ LAN に接続している場合、起動時に自動的にネットワークを使用できる状態にします。
・ ライセンスサーバに対応しました。ライセンスサーバを使って DAVE ライセンスを管理したい場合には、株式会社メディアヴィジョンまでお問い合わせください。
・ 管理者が設定をロックできるようにしました。
DAVE クライアント
・ サーバーの『追加』機能で、NetBIOSの名前ではなく、DNSの名前でリモートサーバーを追加できるようになりました。すべてのWindowsサーバーが新しいDNS形式の接続に対応している訳ではありません。Windows NT 3.51と、Windows 95/98は、DNS形式で接続できませんが、NT 4.0なら、大丈夫です。
・ コンテキストメニュープラグインが追加され Finder からフォルダの共有がより簡単になりました。
・ Windows 2000 のドメインに対応しています。
・ DAVE 共有 コントロールパネルは、印刷キューの情報をメインダイアログのプルダウンメニューから選んで、印刷状況の表示や印刷の一時停止などができるようになりました。
・ DAVE 共有 コントロールパネルのユーザーレベルのアクセス管理で、セキュリティの設定に、ユーザーのリストと、グループのリストを表示する2つの別のボタンを用意しました。
・ クライアントがロックされたファイルを削除できるようになりました。Windows ファイル共有により多くの PC アプリケーションが読み込み専用ファイルを削除することができ、これらアプリケーションでの互換性を向上させるためにこの機能が追加されました。
DAVE プリント
・ 設定ダイアログでチェックボックスをチェックした場合、バイナリデータを印刷できるようになりました。ほとんどの PC プリンタはバイナリポストスクリプトデータを直接受け入れることはできないのでご注意ください。
このバージョンで修正された問題
テキスト変換
・ いくつかの NT バックアップユーティリティは DAVE および Macintosh用 Microsoft サービスで作成された特定のファイルをバックアップおよびリストアすることができませんでした。DAVE に新しいテキスト変換設定が追加され、これらバックアップユーティリティを働かせることができるようになりましたが、Macintosh ユーザのためのサービスには互換性がありません。
NetBIOS
・ DHCP リースリニューアルとの干渉がなくなりました。
・ OpenTransport がメモリ不足になったときにハングアップしなくなりました。この問題は DAVE 2.1 および MacOS 8.6 で起きていました。